2008年12月25日

第五十一夜 現代アート???

現代アート・・・この言葉は僕にとっては「よくわからん」「これがアート?」といった言葉とほぼ同じです。
日本画も洋画もそれが出てきた「始」の頃は最先端、最前衛だったのであり、その当時の現代アートだったことを考えると、現代アートも現代のアートというだけで、時間がたてば力のあるものだけが伝承されて残っていくわけです。残っていくものと残らないものがいっぱい混在するからよけいに何がなにやらわからないのだと思います。
しかもパフォーマンスやインスタレーション(仮設造形)のように、一定の期間(場合によっては瞬間)が終われば無くなって(現状にもどって)しまうものまでアートといわれますから、僕のような普通の感覚の者にはさらによくわからないものになっています。

などと考えながら窓外の景色を見ていると、ビルの壁面に移った街の景色が鏡合わせのように無限に続いている(錯覚?)場面に出会いました。100年前では絶対に現れなかった幻風景です。都市が創った現代アートといっていいかもしれません。同じ日の朝と昼の表情ですが、結構違うものです。


写真:とあるビル、朝の顔



写真:とあるビル、昼の顔  


Posted by alterna at 15:27Comments(0)