2009年08月31日

三宮~北野界隈編:路地に潜むロジックとマジック -その3-

 ムスリムモスクを通り過ぎると、トアロード(山本通3丁目角)に出ます。交差点のすぐ海側(南西)に北野工房があります。これは北野小学校校舎を有効利用したもので、レトロな空間に卒業生たちの思い出の場所を保存しながら、職人たちが技術を見せ、体験でき、作品(商品)を買うことができる工房になっています。観光バスの駐車場もあり、北野観光の中継地点になっています。

 トアロードは明治の開港以来、北野に住んだ外国人が仕事場である居留地に通った通勤路であり、その家族達の生活路でもありました。このおしゃれな名前の坂道は、西洋文化が生活の場に最初に根付いていった場所であり、ベーカリー、クリーニング屋、仕立て屋などのお店が軒を連ねる、日本の最先端な場所のひとつでした。トアロードの名前の由来は「鳥居があったことから、トリイロードが訛ってトアロードになった」など諸説あるようですが、明治から戦後すぐまでトアロードの突き当たりにあったトアホテルに由来するというのが一般のようです。
 このトアロードを少し昇ると朝食が有名な神戸北野ホテルがあります。北野ホテルの向かい側に異人館の建物が見えます。「もとはイギリス人のビショップさんという方の邸宅でしたが、現在では東天閣という北京料理のお店になっています。」



写真:北野工房


写真:異人館を生かした北京料理店


写真:神戸北野ホテル


 北野ホテルから少し坂を登ると古いレンガ塀に囲まれたマンションがあります。この手前を右に曲がると風の回廊のような路地が延びています。近所の方は「この路地はとても気に入っています」と言っておられました。カップルでゆっくり歩くには最高だと思います。ココから北野まで、路地ルートです。
 日常生活のなかで使われてきた身近な生活路である路地は路地につながり、思いもよらない場所に連れて行ってくれます。そこには生活者である住民だけが知っているロジックとマジックがあるように思います。


 さてその路地を進み一つ目のT字路角・・・
(「三宮~北野界隈編:路地に潜むロジックとマジック -その4-」 へつづく)



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