2009年01月06日

第五十二夜 懐かしい(LPレコード)


LPレコードのジャケットデザインと音と雰囲気にはまっています。
ことの起こりは「偶然」の「出会い」
元町高架下で古着などのお店を巡っていたときに、たまたま入った中古CD屋さんの一角で「ディープ・パープル」の名アルバム「イン ロック」と目が合い、買ってしまいました。最初は「懐かしい」という感覚でしたが、次第にLPジャケットがデザイン的にかっこいい、聴くのではなく壁に一杯貼ったらなかなかいい感じになるのではないか、と思うようになりました。それからというもの、レコードプレーヤーも持ってないのに中古CD屋さんを見つけては何かないかと探しまくることが休日の日課になりました。三宮~元町界隈でだいたい10軒くらいは探し出しました。現在は三宮の「リズム・ボックス(数軒ありますがセンター街1丁目の南側の通りの半地下のお店)」と元町・穴門筋の「ハックル・ベリー」によく立ち寄ります。特にJR元町南の穴門筋にはいろいろな中古CD屋があって半日楽しめます。
サンパル3階の大きな古本屋さんも1枚105円からで安いので時間があるときはゴソゴソやっています(並んでいる順番がランダムなのが難ですが)。

 主に探しているのは1960年代のブリテッシュ・ビート(リバプールサウンドとかマージービートとかも言われますが、リバプール以外のバンドも多く、ビートルズ中心のリバプールサウンド、リバプールにあるマージー川の名前をとったマージービートなどは日本独特の呼び方のようです。なんともそそられる名前ではありますが・・・)。
 2008年秋に来日した「ザ・フー」や「スモール・フェイセス」などのモッズ系、ロックではビートルズ以外に「ハーマンズ・ハーミッツ」「サーチャーズ」「ホリーズ」「ジェリー&ペースメーカーズ」、ハードロックでは「ディープ・パープル」などが気に入っています。


第五十二夜 懐かしい(LPレコード)
写真:懐かしいLPアルバム


 ある程度揃ってくるとやはり聴いてみたくなるのが人情というもの・・とうとうレコードプレーヤーを買ってしまいました。どの機種を選んでよいのかわからなかったので・・・「音」となればこの人・・・「ジャスト・イン・タイム」の磯田マスターにお願いして三宮のジョーシン電機まで一緒に行ってもらって、しかも組み立ても針圧の設定までもやってもらいました。よくわかりませんが、プレーヤーのテーブルを回すモーターの振動をいかにして減殺するかが重要なことのようです。

 恐る恐る針をおろすと・・・パチパチという懐かしい音が聴こえてきました。情報量などはCDの方がずっと多いのでしょうが、音全体にまとまりがあるというか、やさしい音色だと感じます。この曲は飛ばして次の曲に・・・と思ってもレコード針をあげて曲のつなぎ部分にもっていかないとできません。近くが良く見えない年齢なので、結局そのままの流れで聴いていますが、物語を順番にひも解く感覚もあって、逆に新鮮に感じたりします。


第五十二夜 懐かしい(LPレコード)


「良い機械は手間をかけるほどよく応えてくれるものです。プレーヤーも手間がかかるけど、CDでは味わえない魅力があります」
磯田マスターの言葉も新鮮でした。
今後はデジタルでいかにアナログの味を出すかといった商品が、もっと一般的に出てくるかもしれない・・・と思ったりします。




Posted by alterna at 16:14│Comments(0)
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